左の写真と同じアングルからの写真です、天賦や基本輪列を含むほとんどの部品を外した状態でクロノグラフの心臓部が顔を出します、ここから更にゼンマイや裏モノ等の全ての部品を外し隅々まで部品を洗浄しました。
自動巻き輪列とストップウオッチ部の受け板を外した状態です、帰零を制御するハートカムレバー等が見えますね、これを一つ一つ洗浄しながらばらしていきます。
2014 12/31 sugaya-tokeiten.corporation
まずは自動巻きローターを取り払って動作全般のチェックを行います、状態は非常にキレイで歩度/精度が不安定なこと以外は問題はなさそうでした。
デイトナ116520ブラックダイヤルです、常に希望小売価格以上のプミアム価格になっているとても人気の高い機種ですね、今回はこちらのオーバーホール記録になります。
磨き上げたケースに収め自動巻きローターを取り付けて歩度/精度の調整が終わればオーバーホール完了です、歩度は+2秒程度の理想的な値に調整できました。
パーツの洗浄が終わり組み付けと調整をおこないます、非常に細い金属ばねが複数入り組んでいるので気を遣うところです、基本輪列とゼンマイとストップウオッチ部ではつかう油がそれぞれ違い当店では粘度の違う潤滑油を5種類使い分けています。